目からウロコの市田柿製造風景 [南信州の食べ物]
12月の声を聞いた途端にやって来た冬将軍による大雪は
大変な被害を出しているようですね
一日でも早い復旧をお祈りいたします。
ここ南信州でも、12月の初めにまとまった雪が降るのは久しぶりですが
市田柿を作るのには影響がないのか聞いてきました。
市田柿発祥の里にある生産者のもとを訪ねると
市田柿がズラリと天日に干されていました。
( ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄; アリャ?
市田柿って…
こんな感じで柿すだれになっているんじゃないの????
少し違和感を感じながら製造されている会社の社長さんに話を聞いたところ
「ある程度柿すだれで乾かした後に、水分量の調節で天日に干している」のだそうです。
柿の大きさや、出来た時期によって乾き具合が変わってしまうからですが、乾かしすぎると小さくて硬くなってしまうので、人の目で確認しながら丁度良い干し具合にしているそうです。ただ、今年は柿すだれを作ってから雨が続いたり、寒い日が来たりで柿の乾燥にはあまり向かない日が続いたので大変との事でした。
天日干しは、気を付けないと日に当たっている側がよく乾いて、乾き方に偏りが出てしまうので、こまめに確認をして「揺すったり裏返したり」しながら、熟練した職人さんの手によって均一に干し上げられていきます。
また、干している時を利用して「ヘタ切り」も一緒にするそうです。
私がお邪魔した時は、2人のお母さんが黙々と作業をされていました。
あずさ屋の市田柿を美味しいと言っていただけるのは
この天日干しの工程のおかげかもしれません。
太陽の力と、職人さんの「長年のカン」により、美味しい市田柿が生み出されています。
作業をされている全ての皆さんが「市田柿発祥の里」のプライドを持って、手を抜く事なく製造をされていました。
「市田柿が日本一なのは、値段なんですよ」と販売していた自分の認識不足を深く反省しました。
あずさ屋が扱っている市田柿のこだわりを少しでもわかっていただけたら嬉しいです。
あずさ屋の市田柿はこちらで購入できます↓
追加です
市田柿と聞くと干し柿を連想される方もいるかと思いますが、「市田柿」は柿の品種名になります。高森町には原木の地の石碑があります。
原木の地石碑
石碑そばの説明看板
看板の隣の木が原木かは確認していません
今回、いろいろと「目からウロコが落ちる」タヌキでした
寒くなればさらに美味しくなるでしょうが、人は寒さに震えます(^_^;)
原木の地石碑、歴史を感じますね~~
by green_blue_sky (2014-12-13 19:33)
今年はやたらとぶら下がっておりましたね。
大豊作だそうで。
by たいへー (2014-12-14 07:48)